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○転属車概論

1、転属車とは

 毎年、新車投入と同じくして営業所を配置換えとなる車が多くある。さしずめ人間で例えれば人事異動といったところであろうか。この転属車の楽しみ方は、指定車種以外の車が転属してきたり、都市新バス路線を持っていない営業所に都市新バス車が転属して、いつも乗ってる路線が新鮮に感じられることであろう。車によっては元いた営業所の広告をつけたまま、新営業所で活躍している車もある。ここでは都営バスの転属車について深く研究してみたい。

2、営業所指定配置車種

都営バスの営業所には指定車種があり、営業所ごとに所属するメーカが決まっている。しかし近年、毎年のように路線の廃止、大幅減便が発生したり、転属するにあたり登録ナンバー変更料をケチったり、新車を一括購入することで費用を安く抑えたりする関係で、指定車種以外の車が配置されることが当たり前になっているのが現状である。転属車リストには指定車種以外の車のみ、車両メーカーを記載した。


目黒本局から三菱指定の早稲田に転属したC198。早稲田に指定メーカー外の日野車、しかも転属といえば古参車が当たり前だった時代にまだまだ若いC代が転属したのは驚いた。


  購入価格が安いことから日野車指定の営業所に限らず、いすゞ、三菱指定の営業所まで大量投入されている日野HR。千住営業所、早稲田営業所、臨海営業所はH代で投入はしたものの、その後に同タイプでメーカーの異なるノンステを採用したためわずか一年で転属する車もでた。写真は臨海から1年で巣鴨に転属したP-H247(現在は杉並支所に再々転属)。しかし2003年度の(L代)投入時にはH代を転属させた早稲田営業所や新たに三菱指定営業所の南千住に投入されるなどおかしなことになっている。ここ近年はこのような中型タイプのノンステは投入されておらず、除籍車両の置き換えや乗車率に応じた適材適所への要員として転属する車が多い。


  N代車投入から日産指定配置営業所以外の新車投入法が変わり、似たようなボディー同士の日野BR2といすゞエルガを音声合成装置のメーカーによって振り分けることになった。(詳細はこちら)画像は品川営業所配置のいすゞエルガA-N276。前年投入のM代まではメーカー指定配置の法則に従い、同じような形の日野BR2が投入されていたが投入方法の変更により似たようないすゞエルガと同一営業所内で共存することになった。このような現象は千住、早稲田、巣鴨、深川、渋谷、港南(後2つは転属車受け入れによるもの)


 2005年度後期は転属史上歴史に残る日産車の転属年であった。これは同期のZ代車が日産車以外除籍(※)となったため、残ったY代の置き換えやトレードの要員などの一時的な理由で指定配置外の営業所に配置されることになり異彩を放った。

※三菱リーコル問題や三井物産DPF偽装データー事件により、いすゞ、三菱のZ代車およびA代リフト車が前倒しで配車となった。リフト車のN-A590を除く日産Z代車については事件対象外であったため除籍対象には含まれなかった。


営業所
指定車種(旅客車のみ)
指定車種以外の車の配置(現役旅客車のみ)
品川営業所
日野
いすゞ、三菱(中型車)
渋谷営業所
三菱
日野・いすゞ(深川からの転属車)
新宿分駐所
いすゞ
三菱
杉並支所
日野
なし
小滝橋営業所
いすゞ
日野
練馬支所
日産
いすゞ(新宿からの転属車)
大塚営業所
いすゞ
日野(一部江戸川からの転属車)
千住営業所
三菱
日産、日野、いすず(一部青戸、臨海からの転属車)
南千住営業所・青戸分駐所
三菱
日野、いすゞ(青戸分駐所に元青戸のいすゞエルガ)
江東営業所
日産
いすゞ(新宿からの転属車)
北営業所
日産
日野、三菱(H170が千住からの転属車) 
巣鴨営業所
いすゞ
日野
臨海支所
いすゞ
日野(中型、葛西からの転属車)、日産(中型CNG・・・深川からの転属車、一般車は自所生まれ)、三菱(中型、千住からの転属車)
深川営業所
いすゞ
日野(一部転属車)、三菱(CNG)、日産CNG車(A476が元南千住)
早稲田営業所
三菱
日野、いすゞ
江戸川営業所
日野
いすゞ(一般車は臨海、小滝橋、大塚からの転属車)、三菱(中型車。南千住からの転属車)
青梅支所
日野
なし
港南支所
日野
三菱(千住からの転属車)、いすゞ(新宿、臨海、深川、巣鴨からの転属車
青戸支所
三菱
いすゞ

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